特定非営利活動法人アビリティクラブたすけあい
(NPO法人ACT)

NPO法人ACTは、地域福祉の充実のため会員制のたすけあいの組織として東京都全域を対象に1992年に設立された非営利の団体です。利用される方も、サービスを提供する側も、ACTの会員となります。


設立趣旨書

2012年6月2日

人は誰もが住みなれた地域で自分らしく生き生きと暮らし続けたいと願っています。しかし、孤立や格差が若者から高齢者にまで広がり、地域のなかで顔の見 える関係をつくることさえ難しく、「無縁社会」などという言葉がふつうに語られるような現実があります。また、国や行政の福祉政策は財源の問題もあり、そ れだけで安心が保障される状況とは思えません。こんな時代だからこそ、地域のなかでたすけあい支えあうことが大切です。私たちは、一人ひとりが尊重され、 個々の違いを認め合いながら、必要な時にはお互いにたすけ、たすけられる関係をつくり、心安らぐ地域の実現をのぞみます。
 赤ちゃんからお年寄りまで、障がいがあってもなくても、生活にハンディを持ち支援を必要とする人を、地域の仲間として支える活動からはじめます。
 常に自分自身が利用する人、利用する人の家族にもなり得ることを意識し、あって良かったと実感してもらえるサービスを提供し、この地域で安心して住み、 暮らし続けることを支援します。これまでの生活暦を大切に受け止め、生きてきて良かったと感じられるよう、在宅での生活を最後まで支えることを目指しま す。また、介護保険制度など公的制度にも参画し、サービスを提供する人、利用する人の両方の立場からより良い制度実現に向けて提案していきます。
 いま世田谷区千歳台に、多様な人々が多様な係わり方で参加し作りあげていく、地域福祉の拠点「生活クラブ・ケアセンター世田谷」が建設されようとしてい ます。このなかで私たちは、一人一人の得意分野を生かし、お互いに認め合い、たすけあい、優しい気持ちと対等な関係を大切に活動します。
 また、NPO法人アビリティクラブたすけあいと各地域のたすけあいワーカーズをはじめとして、この地域で活動する各団体や、地域の大勢の方々ともひろく 連携し活動していきます。これからも地域に関係を広げ、共に活動し働く仲間を増やし、社会との繋がりを大切に、地域に必要な団体として活動を継続していく ため、個々に特定非営利活動法人としてACTたすけあいワーカーズえん千歳台を設立します。